2017 AUTOBACS SUPER GT第6戦『第46回 インターナショナル SUZUKA 1000km』予選

#24フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R KONDO RACING
初のポールポジション獲得!

#24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/佐々木)

2017 AUTOBACS SUPER GT第6戦『第46回 インターナショナル SUZUKA 1000km』の予選が8月26日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。GT500クラスは#24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(佐々木/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が、初のポールポジションを獲得。GT300クラスは#25 VivaC 86 MC(松井/山下/近藤)がシーズン3回目のポールポジションとなった。

1966年から始まった伝統の1戦、「鈴鹿1000km」がついに幕を空けた。来シーズンから鈴鹿戦は10時間レースに変更になるとの発表がされており、今回が鈴鹿1000kmとしては、記念すべき最後のレースとなる。

ジェンソン・バトン

今回の鈴鹿戦、最も注目できるポイントの一つは、小林可夢偉と2009年のF1ワールドチャンピオンドライバー、ジェンソン・バトンの2人がスポット参戦する点だ。#16 MOTUL MUGEN NSX-GTは、ジェンソン・バトンが、#19 WedsSport ADVAN LC500は小林可夢偉がドライブする。日本のモータースポーツファンとしては、2人のバトルにも期待したいところだ。

他方、ポイント上位のLC500勢は、ウェイトハンディを考えると厳しいレースとなることは確実だが、真夏の長距離レースでは、何が起こるか予想不可能であり、どのチームにとってもファンにとっても力の入るレースと言える。

#25 VivaC 86 MC

  <予選/天候:晴れ、路面:ドライ>

 GT300:午前の公式練習とは路面状況も変わり、全く違った結果に驚かされる結果となった。最も会場を沸かせたのは、ポールポジションを獲得した#25
VivaC 86 MC(松井/山下/近藤)。Q2を担当した山下は、82kgのウェイトの存在を忘れさせる走りで、コースレコードを更新。
Q2の結果、上位3位がJAF-GT/マザーシャシー車両となった。ここ鈴鹿はレース距離が長いため、ピットストップ時間が短いJAF-GT/マザーシャシー車両が有利と言われている。前戦富士では、FIA-GT3規定車両に表彰台を独占されたが、今回の勝負の行方は如何に。

#19 WedsSport ADVAN LC500

GT500:Q1では、#16バトンがアタッカーとして登場。Q2進出ラインの8位から僅か.089の差でQ1進出を逃してしまう驚きの展開となった。
ポールポジションを獲得した#24フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R(佐々木/J.P.デ・オリベイラ)。オリベイラは、見事コースレコードも更新し、「クルマが完璧だったし、クリーンなラップで良いアタックができました」と自身の走行を振り返った。これにより、日産GT-R NISMO GT500にとっては2017年初の、近藤真彦監督率いるKONDO RACINGにとっても初のポールポジションとなった。

#24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R

タイヤメーカーの戦いとしては、GT500では上位2チームが、GT300では上位4チームが暑さに定評のあるYOKOHAMA勢が独占する結果となった。

決勝は明日、8月27日(日)12時30分からとなる。