2017年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 第6戦

RACING #3 ニック・キャシディ“完璧なラップ”で初のポールポジションを獲得!
コースレコードも更新。

#3 ニック・キャシディ
ピエール・ガスリーが2連勝を飾った第5戦オートポリスから2週間のインターバルを経て、全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦予選が、9月23日(土)宮城県スポーツランドSUGOにて開催された。チャンピオンシップもいよいよ佳境に突入し、緊張感が高まる中、#3 ニック・キャシディ(KONDO RACING)がコースレコードを更新し、初のポールポジションを獲得した。続いて、僅差で2位は#19関口(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、3位は好調の#15ピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)というオーダーとなった。

# 15 ピエール・ガスリー
今回のレースは、タイヤが1スペックに戻される。開幕戦鈴鹿から第3戦富士までと同様、ミディアムタイヤのみでの戦いとなる。ミディアムタイヤはウォームアップに時間がかかるため、昨年も、アウトラップから実質4周目にアタックとなり、めまぐるしい展開となった。また、SUGOは、コース全長が3.704kmと短いだけでなく、エスケープゾーンがほとんどない。わずかなミスがスピンやコースアウトにつながるため、国内で最もチャレンジングなコースの一つと言われ、赤旗が提示され、混乱が生じる可能性も高い。各チームはどうクリアラップを取るかが非常に重要な予選となった。

#19 関口雄飛
Q1は、13時15分から開始された。各マシンは、タイヤをいかに発熱させグリップ力を得るか、タイミングを見計らいコースインしていく。前回のポールシッター#40野尻はまさかのQ1で敗退してしまう。その他、#16 山本、#4 山下、#8 大嶋、#50 小暮もQ1敗退。

Q2は、Q1よりも台数は減ったものの、7分間のみ実質1周のみのアタックと難しいセッションとなった。ここで好調だったのは、#36 ロッテラー。見事なアタックでトップタイムを叩き出す。一方、フォーミュラeでも活躍する#7 フェリックス・ローゼンクヴィストはまさかのQ2敗退。「車は良かったが、トラフィックに引っかかってしまった」と自身の走行を振り返る。その他、ディフェンディングチャンピオン#1国本、#64 中嶋、#41 伊沢、#65 ナレイン・カーティケヤン、#10 塚越がQ2敗退した。

Q3では、Q1、Q2とセッティングを変えてきた#3 ニック・キャシディが、1’04.910を叩き出し、コースレコード更新。「完璧なラップだった」と自身の走行を振り返った。

#3ニック・キャシディ
決勝は明日9月24日(日)14時10分から68周で行われる。タイトル争奪へのサバイバルを制するのは誰になるのか、益々目が離せない。

予選結果
1位 3 ニック・キャシディKONDO RACING 1’04.910
2位 19 関口雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 1’04.988
3位 15 ピエール・ガスリーTEAM MUGEN 1’05.080
4位 36 アンドレ・ロッテラーVANTELIN TEAM TOM’S 1’05.089
5位 18 小林可夢偉KCMG 1’05.090
気温21度、路面温度22度、天候:曇り、路面コンディション:ドライ