F1中国グランプリ

今週のF1中国グランプリは、上海で開催された。 2004年以来、このサーキットでのレースは素晴らしいものであった。今週末も期待を裏切ることはなかった。週末は、天候も不安ではあったものの興奮するものであった。

開幕の金曜日は雨と霧というコンデイションであった。ふちープラクティス1ではコースが軽い霧雨で濡れていたが、走行は可能であった。問題なくコースインをしたが、それも僅かの時間であった。赤旗が振られ、ピットに戻ることになった。霧による視界不良は、救急搬送を行う場合、医療ヘリが病院に搬送すること妨げる。フリープラクティス2でも同様で、1周もすることができなかった。霧により遅れただけではなく、現地の空港も閉鎖になった。そのまま

土曜日のフリープラクティス3と予選を迎えることとなった。ベッテルは週末最後のプラクティスで最速を記録した。しかし予選の時がやって来た。

グロージャンのスピンとジョビナッツィの事故があったが予選はスムーズに進行した。週末は再びパスカル・ウェーレインに取って代った。グリッドのポールポジションの戦いはハミルトンが勝利。ベッテルはメルセデスとの間で再びポジションを獲得し、ボッタスが続いた。

日曜日、雨は止んだがウェットコンディションでレース開始となった。スペイン人ドライバーカルロス・サインツがソフトタイヤの選択したこと以外、他の全車両はインターミディアタイヤを選択した。サインツはスタート時にグリッド通りの順位だったが、グリッドの上位まで上がった。ソフトタイヤは正しい選択だったことを証明した。それにより大多数のドライバーは、サインツの戦略をコピーし、バーチャルセーフティカーを利用した。戦略を変えなかった少数のドライバーの中には、ルイス・ハミルトンがいた。ジョビナッツィが、セーフティーカーが入る事故を起こさなかったら、ハミルトンは深刻な危機に陥っただろう。シーズン当初、メルセデスは決断を下すのに苦労していたが、長年の優位の立場から目覚めてないようだ。

トップには遠いが、マクラーレンのフェルナンド・アロンソが7位というと位置につけていた。 アロンソは、競争力のある車を持っていないにもかかわらず最高のパフォーマンスを発揮している。それも魔法のように、彼の才能を実車で実証した。 アロンソの努力にも関わらず、コース上で素晴らしい戦いで主演を務めたようなハッピーエンドは待っていなかった。アロンソはサインツと接触しまった。サインツはベアリングを壊しレースをリタイアした。大きなレースでトップ集団に絡むバトルにスペイン人がいないことを残念に思う。その戦いを繰り広げたのは、マックス・フェルスタッペンとセバスチャン・ベッテルだった。 両ドライバーは、チームメイトより上位にいることを見せつけ、コース上で見事なオーバーテイクをした。最終的にルイス・ハミルトンが優勝し、表彰台の頂点に立った。

もし私が中国グランプリを表現する言葉を1つ選ぶことができれば、それはとても素晴らしいことだろう。 見事なオーバーテイク、異なる3チームで表彰台の獲得、そして同点に持込まれたチャンピオンシップ。