F1コラム 5月22日

レッドブルに何が起こった!?   グランプリは5戦が終了したが、レッドブルは昨年より22ポイントも少ない72ポイントしか獲得できなかった。レッドブルのドライバーたちは、スペインGPに勝利するためにいくつかの進化を期待していた。それは、彼らをワールドチャンピオンシップの戦いに近づける事だろう。今や戦いはメルセデスとフェラーリの一騎打ちとなった。ダニエル・リチャルド(Ricciardo)の表彰台はミルトン・キーンズ(レッドブル・レーシングの本拠地)という幸運のめぐり合わせなのか、ヴァルッテリ・ボッタス(Bottas)かキミ・ライコネン(Raikkonen)の不運のめぐり合わせに過ぎないのか。確かにヴァルッテリ・ボッタスかキミ・ライコネンが完走していたらレッドブルから表彰台を奪っていただろう。彼らが次のグランプリでどのように行動する期待したい。

F1チャンピオンシップの次のラウンドは、世界で最も有名なサーキットで開催される。 我々は、モナコグランプリに言及しよう。コース幅が非常に狭いため、最も追い抜きが困難なサーキットの1つだ。 市街地で、路面はほとんどグリップしない。最も難しく、スピードの出ないサーキットの1つだ。偉大なドライバー達は、そこで勝利した。 モンテカルロ通り(モナコグランプリ)での最多勝ドライバーはアイルトン・セナ(Ayrton Senna)の6回だ。

このサーキットにはいくつかの危険なポイントがある。 最初のポイントは「サン・デボーテ」と呼ばれる第1コーナーのだ。2番目のポイントは、最初のラップでドライバーのベストを引き出す、180度カーブの「ロウズ・ヘアピンカーブ」だ。 次に、トンネル内の高速カーブだ。別の重要なポイントは、ラップ終盤のララスカス・カーブだ。しかしドライバーが何より考慮しなければならない事は壁が非常に近い事だ。このサーキットは市街地コースであり、僅かなミスでリタイアに追い込まれてしまう。

昨年のモナコグランプリ勝者は既に2回表彰台の頂点に登ったルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)だ。ワールドチャンピオンシップリーダーのセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)も2009年に優勝している。モナコグランプリで優勝経験のあるジェンソン・バトン(Jenson Button)は、インディ500に参戦するスペイン人ドライバー、フェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)の代走として出場する。このようにモータースポーツのエキサイティングな週末を期待できる。