グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード – 世界最高のモーターショー 2017年④

車は5つのセクションの分類されていた。メインパドック、F1パドック、スーパーカー・パドック、ファースト・グランス・パドックそしてカルティエスタイルの芝生だ。メインパドックは、大半のフェラーリが含むヒルクライムに出場する車の大部分が展示された。あまりに多くの人々が綺麗な写真を撮る為にいたが、見守るだけだった。同様にF1パドックには何台かの静態展示もあり、ヒルクライムに参加するF1マシンより多くの台数が展示されていた。

さらに丘の下にはスーパーカー・パドックがあった。大部分のスーパーカーはファンに車のより素晴らしい詳細を公然と見せ付けた。動いていない時は少数のロープで仕切られたか覆われていた。スーパーカー・パドックの隣にロールス・ロイス・スウェプテイルやアルピーヌ A110をはじめとする、すべての最新のリリース車が収容されたファースト・グランス・パドックがあった。

最後にカルティエスタイルの芝生を紹介しよう。1995年以来、このセクションではスピード・フェスティバルでのコンクールショーの一種を提供している。これは世界で最も希少で、最も求められている車が審査される場所だ。今年のテーマは「あらゆる時代からの優雅さ」だ。

予想通り、多くの50年代と60年代の美しいマセラティ、喉から手が出るほど欲しくなるような、アストン・マーチン DBs, ゾンダ DB4 GT、そして最も高価なGTOを含むフェラーリ250とカリフォルニアSWBがラインアップされた。また、ケーニッグセグ CC8S, ポルシェ・カレラ GT、フェラーリ・エンツォ、パガーニ・ゾンダ C12S、マクラーレンF1、ブガッティ・ヴェイロンなどのモダンなエントリーもあった。

私のグッドウッド初体験はここで終わりとなった。夕暮れがカルティエの芝生に暖かいオレンジ色の毛布を掛ける。私が体験した最もエキサイティングな週末を振り返り、要約する絶好のチャンスだった。多くの人々、熱烈な熱気、そして丘を数回徒歩で登り降りする事に価値があった。

雰囲気、精神、車のクオリティーなどグッドウッドに近いイベントは他には無い。日本にはスピード・フェスティバルに類似したイベントがある。浅間ヒルクライムと鈴鹿 サウンド・オブ・ エンジンは同様なイベントだがグッドウッドとは同じ規模では無い。スピード・フェスティバルは唯一無二だ。

ライター:ケン サイトウ