Blancpain GT Series Asia 最大数のエントリーが富士に集結!

> 第7戦、第8戦に34台が参加
> 8社のマニュファクチャラーがGT3とGT4に
> McLarenがGT4で選手権デビュー

Blancpain GT Series Asiaは今週末(8月19-20日)の富士スピードウェイ・ラウンドにおいて、今シーズンの折り返しを迎えると共に、開幕シーズン最大のエントリー数を迎えることとなった。

セパン、 ブリラムそして鈴鹿での大会に続き、 28台のGT3と6台のGT4スーパーカーは2本の60分レースを戦うために、富士山のふもとへと集結した。Aston Martin、Audi、BMW、Ferrari、Lamborghini、McLaren、Mercedes-AMGそしてPorscheと、今シーズンマレーシアでの開幕戦に参加した30台から4台増えての開催となる。

注目されるのはGruppeMのチャンピオンシップ・リーダーであるハンター・アボット選手で、Audi Hong Kongの二人、マーチー・リーとショーン・トン両選手との差は8ポイント。 OD Racingのミッチ・ギルバートとアディティヤ・パテルは前戦鈴鹿ではタイヤ・ブローで勝利を逃したものの、依然として強力な対抗馬だ。

GT4クラスはトップ3台がわずか6ポイント内の争いが続いている。現在トップはEKS Motorsportsのエリック・ローとバイロン・トンだが、Taiwan Top Speedのケオ・チャン、そしてCraft-Bamboo Racingの二人、フランク・ユーとジャン・マルク・マーリンがすぐ後ろに控えている。

これまでPorscheが独占してきた GT4クラスだが、今回の富士ではClearwater Racingが新車の McLaren 570Sをデビューさせる。同車両が日本でレースに参加するのは今回が初めてであり、シンガポールのチームとドライバーのリチャード・ウィーは開幕戦セパン以来の復帰となる。ドライバー・ラインナップにはBlancpain GT Series Asiaには初参加となるものの、GT Asia選手権で3度のチャンピオンとなり、元Asian Le Mans Seriesのタイトル・ウィナーで現在ClearwaterからFIA世界耐久選手権(WEC)にも参戦するモック・ウェン・スンが加わった。

今回も日本をホームとするチームやドライバーたちが母国の地での戦列に加わることになる。Blancpain GT Series Asiaにシリーズ参戦する日本人ドライバーは現在GT3 Am Cupのシリーズリーダーである竹田直人と白坂卓也だけだが、富士のグリッドには2004年ル・マン24時間ウィナーである荒聖治と、元スーパーGT300チャンピオン高木真一などが並ぶことになる。

他にもスーパー耐久 からはARN Racing、CarGuy RacingそしてD’station Racingが、鈴鹿に引き続きBlancpain GT Series Asiaに2度目の参戦を果たし、Porsche Team EBIとSaccess Racingが選手権にデビューする。

実際、Blancpain GT Series Asia’の日本第2戦は、6月に鈴鹿で開催された第1戦よりも地元のチームにとって、大きな関心の的となっている。日出づる国からの13人のドライバーは、香港出身者と並んで、今週末の大会参加ドライバーたちの最も大きな勢力となった。

富士ではまた、セパン戦の勝者、アンソニー・リウとデヴィッド・リゾのBBTがフェラーリからアウディに車両交換し、Blancpain GT Series Asiaに復帰することになる。一方、FIST – Team AAI BMWはマレーシアでのスポット参戦以来の復帰となり、2台のM6 GT3には、先週末のスーパーGTでGT300クラスを制したショーン・ウォーキンショーと高木真一が、それぞれジェシー・クローンとジュンサン・チェンとチームを組むことになる。

ブリラム戦の勝者リノ・マストロナルディはルイ・アグアスとSpirit of Raceの38号車 Ferrariで再度タッグを組み、マーティン・コドリックもVSRのLamborghini で再びサンディ・ストゥヴィックと、またCMRTのAston Martinではシリーズ参戦中のジェイムス・カイとケネス・リムがAm Cupのシリーズリーダー争いに復帰する。

GT4クラスでは、チャンピオンシップ争いを続けるケオ・チャンが鈴鹿を欠席したジェレミー・ワンと合流し、エリック・ザンはリンゴ・チョンの HubAuto RacingのPorscheでシリーズデビューを果たす。

富士の2戦は Blancpain GT Series AsiaのFacebookページとウェブサイト、YouTubeのSROのGT Worldチャンネルでストリーミングされ、 アジア各国ではFOX Sportsで生中継される。詳細は各ローカルチャンネルを確認のこと。

富士ピットストップ・サクセス・ペナルティ (レース1)

GT3

10s – Abbott/Buhk – #999 GruppeM Racing Mercedes-AMG GT3
07s – Stuvik/Kodric – #66 Vincenzo Sospiri Racing Lamborghini Huracan GT3
05s – Lee/Picariello – #7 J-Fly by Absolute Racing Audi R8 LMS GT3

GT4

10s – Wang/Chang – #17 Taiwan Top Speed Racing Porsche Cayman GT4 Clubsport MR
07s – Lo/Tong – #10 EKS Motorsports Porsche Cayman GT4 Clubsport MR
05s – Tse/Fong – #11 TTR Team SARD Porsche Cayman GT4 Clubsport MR

スケジュール

8月18日(金曜日)
13:00 – 13:45: フリー・プラクティス 1
15:45 – 16:30: フリー・プラクティス 2

8月19日(土曜日)
08:40 – 09:10: 公式プラクティス
11:35 – 11:50: 予選1
12:00 – 12:15: 予選2
15:35 – 16:35: レース1

8月20日(日曜日)
14:25 – 15:25: レース2