【LC500が表彰台を独占：#38 ZENT CELUMO LC500がポールトウウィンを達成!】
SUPER GT 2017年、第2戦の決勝がGWの5/4(木)静岡県の富士スピードウェイで行われ、同日の観客動員数は5万8000人となった。前戦でLEXUS LC500がトップ6位とその強さを見せつけたが、今回は富士を得意とするGT-Rがどのようなレースを展開するのか、NSXがトラブルをどこまで解消できたかに注目が集まった。しかし、レースはLEXUS LC500が圧倒的な力を見せつけ、1位：#38 ZENT CERUMO LC500、2位：#6 WAKO'S 4CR LC500、3位：#37 KeePer TOM'S LC500と表彰台を独占する結果となった。
前日予選日同様、好天のドライコンディションの下、14:10～決勝レースが開始された。ポールスタートの#38 立川は、得意の富士で順調に周回を重ねていく。2番手スタートの#23 ロニー・クインタレッリは、積極的な走りをするも、ペースが上がらず後退してしまう。
その後も、レクサス勢のペースは収まらず、レースはLC500車輌を中心に展開される。レース開始30分後、GT300クラスの車輌がホームストレート終盤でストップした影響で1コーナー手前から黄旗表示がされる中、GT500クラスの#37 ニック・キャシディと#6 大嶋の5位争いが激化。#6は、黄旗解除とオーバーテイクのタイミングをじっくり待って、ホームストレートで#37をかわし、上位に食らいついていく。
周回数50周を超えると#36 伊藤と#1 平手の2位争いが展開される。52周目のパナソニックコーナーで2台はGT300車輌と混走中、#1 平手はGT300車輌と接触により、バランスを崩し#36とも接触。#36はコースアウトし後退、#1もドライブスルーペナルティを受け、8位に後退した。
結果は、1位：#38、2位：#6、3位：#37とLC500が表彰台を占領した。前回同様、上位6位のうち、1、2、3、5位の4台がLEXUS LC500となり、ウェイトハンデを搭載してもなお、その強さを見せつけた。GT-R勢の最高順位は、4位に#23が、NSX勢は#100が6位入賞を果たしている。
その一方、GT300クラスでは、ポールスタートの#4 片岡/谷口共に安定した走りを展開するも、左フロントタイヤのバーストが2度起きるハプニングに見舞われ後退。優勝は、積極的なレース運びをした4位スタートの#51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3。2位：#11 GAINER TANAX AMG GT3、3位は、予選時のペナルティにより最後尾スタートの#33 D’station Porscheとなった。
次戦SUPER GT Rd.3は、5/20(土),21(日) 大分県のオートポリスで開催される。昨年は熊本地震の影響で中止となったため、2年ぶりの開催となる。