星野、荒、そしてD’station RacingがBlancpain GT Series Asiaの日本ラウンドにエントリー表明。

 

D’station Racingは、日本のチームとして新たに鈴鹿、そして富士で開催されるBlancpain GT Series Asiaの日本ラウンドにエントリーを表明した。チーム・オーナーの星野聡、そしてパートナーとなる荒聖治は、Porsche 991 GT3 Rを駆って出場を果たすことになった。 

選手権のオーガナイザーであるSRO Motorsports Groupは今シーズン開催される6大会において、それぞれの地元チームやドライバーに門戸を開き、その参戦を奨励してきた。セパン、ブリラムでもマレーシアやタイのチームによるスポット・エントリーが人気を博したが、モータースポーツが盛んで特に独自のGT3車両によるレースのカテゴリーが確立している日本においても、同様のアプローチで臨んできた。

既にD’station RacingはSuper GTのGT300クラスとスーパー耐久レースで、共にFIA GT-3仕様のポルシェで参戦しており、星野自身もポルシェ カレラ カップ ジャパンでジェントルマン・カップのタイトルを獲得した2016年からスーパー耐久にエントリーしている。

今回、Blancpain GT Series Asiaの日本ラウンド、鈴鹿と富士の大会に参戦するのはスーパー耐久に参戦しているのと同じ991 GT3 R車両である。また、チームメイトとなる荒聖治は日本国内でのスーパーGTやフォーミュラ・ニッポンでの活躍もさりながら、2004年のルマン24時間レースにおいて、トム・クリステンセン、リナルド・カペロと共に優勝を果たし、スポーツタイプ プロトの雄としても名を馳せている。

また、荒は2016年に初めてタッグを組んでスーパー耐久のST-1クラスに参戦して以来、星野のコーチを務めてきた。

D’stationの発表に先だって、2週間前にはCarGuy RacingがLamborghini Huracan GT3での参戦を表明している。鈴鹿と富士のグリッドには、更に日本チームのマシンが並ぶことが望まれている。

Blancpain GT Series Asiaの鈴鹿のレースは6月24日・25日に各日60分のレースが開催され、富士は8月19日・20日、同様に開催される。日本ラウンドの後、シリーズは上海そして浙江省と中国に舞台を移すおとになる