スーパー耐久 第3戦予選 鈴鹿

ST-Xクラス:#8 ARN Ferrari 488 GT3が、ポール獲得&コースレコード更新。ST-TCRクラス:#45 Audiが制する。初参戦の#10 VWゴルフや#97 civic土屋も健闘。

#8 ARN Ferrari 488 GT3
スーパー耐久シリーズ第3戦は、6月10日(土)鈴鹿サーキットにて、予選が行われた。

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予選後には「SUZUKA“S耐”サバイバル」として、「セカンドチャンス100」と呼ばれる事実上の敗者復活戦も昨年と同様行われた。セカンドチャンス100は、各クラス予選下位3台で争われ、うち最下位のチームのみが予選落ちとなるため、トラブルを抱えたり、リタイアが絶対に許されないレースとなる。
 ST-Xクラスは、コースレコードを更新した#8 ARN Ferrari 488 GT3が、ポールを獲得。ST-TCRクラスは、#45 LIQUID MOLY RS3 LMSがポールを獲得し、2位は初参戦の#10 Racingline PEFORMANCE GOLF TCR(VWゴルフ)となった。また、ST-3、ST-4、ST-5クラスも、出走台数が多く、各マシンの性能差が少ないために予選も「セカンドチャンス100」ともに大接戦となった。

ST-Xクラス:

予選:
 S耐参戦車の全てのうち、現在最も重いウェイトを積んでいる#1 スリーボンド日産自動車大学校GT-Rは、60キロのウェイトが、どのように影響してくるのか注目が集まった。Aドライバーの内田は、残り3分のタイミングで3番手に浮上し、Bドライバー藤井も4位と健闘し、総合結果4位で決勝進出を果たした。
結果は、1位は、#8 ARN Ferrari 488 GT3。Aドライバー、Bドライバー共に責めの走りをみせポールポジションを獲得。Bドライバー佐々木は、2,00.764を叩き出し、コースレコードを更新している。以下、2位:#99 Y's distraction GTNET GT-R、3位:#777 D'station Porcheとなった。

#89 HubAuto Ferrari 488 GT3はBドライバー吉本が、ピットアウト直後、ダンロップコーナーにて停車してしまい、アタックできず、サバイバルへの出場が決定した。

セカンドチャンス100:
  セカンドチャンス100では、各マシンともトラブルに見舞われた。
まず、レース序盤には、#89が予選同様、2コーナーでストップし、復活するもペースをあげることができない。そんな中、1位の#112を追う#999が、コースアウトしグラベルにはまり、また、2回のドライブスルーペナルティも受けてしまう。レース終盤にはトップを走行していた#112の左フロントタイヤバーストでスロー走行の後、ピットイン。
結果は、アクシデントを乗り越えた#112、#999の2台が、明日の決勝への進出を勝ち取った。

#45 LIQUID MOLY RS3 LMS
ST-TCRクラス:(予選落ちなし)
 ST-TCRクラスは、今回より登場の#10 Racingline PEFORMANCE GOLF TCRを加えて、5台での戦いとなった。#97,#98 Modulo CIVIC TCRはともにウェイトを30kg積んでおり、これがテクニカルコース鈴鹿でレースにどのような影響が出るのか注目された。また、#97のAドライバーで、2003年の勇退以来、久々の公式レースとなる土屋圭市にも注目が集まった。#97土屋は、クラス4台が1秒以内のタイムとなる接戦の中、クラス4位のブランクを感じさせないタイムを叩き出し、総合結果は、3位となった。1位は、#45 LIQUID MOLY RS3 LMS。A、B両ドライバー共、クラストップタイムを出し、ポールポジションを獲得。2位は初参戦の#10となった。

ST-1(予選落ちなし):
  ST-1に出場の、#31 Nisshoku Porshe991 GT3 Cupは総合6位(TOTAL TIME 4’20.934)となった。

ST-2(予選落ちなし):
1位#6 新菱オート☆DIXCEL EVO X
2位#59 DAMD MOTUL ED WRX STI
3位#20 RSオガワADVANランサー

 #62 DENSO Le Beausset RC350
ST-3クラス:
予選:

1位 #62 DENSO Le Beausset RC350
2位 #39 ADVICS TRACY RC350
3位 #38 muta Racing TWS IS350

セカンドチャンス100:
#14 岡部自動車ZEROSUNマイカーズZ34、#34 SKT team moyotama Z34が安定した走りでチェッカーを受け決勝進出を決めた。

ST-4クラス:
予選:

1位 #86 TOM'S SPIRIT 86
2位 #54 TC CORSE iRacing ROADSTAR
3位 #93 SKR ENGINEERING ings S2000

セカンドチャンス100
 #18 Y's distraction 86がマシントラブルを抱えつつも走行を続け、完走こそは果たすものの、クラス3位でセカンドチャンス100にて敗退。#26 エンドレスアドバントラストヴィッツ、#100 AGENT-1 86が決勝進出を決めた。

# 88 村上モータースMAZDAロードスターND
ST-5クラス:
予選:

1位 # 88 村上モータースMAZDAロードスターND
2位 #700 J'S RACINGホンダカーズ浜松北ダークみきゃん
3位 #  2 マッハ車検 BOMEX ND5RC オートラボ

セカンドチャンス100:
マシントラブルの影響で予選に出走できなかった、#37 DXLアラゴスタNOPROデミオSKY-D は、セカンドチャンス100のグリッドにつくことができず、レーススタートとなった。
レース中盤、#213 WAKO'S・field・HPI・WM・Vitzがダンロップコーナーでクラッシュし、SCが投入された。#213 Vitzはコースの復帰とはならなかったが、#37がチェッカーまでに出走することが出来なかったため、#57 ホンダカーズ桶川・V-BOX・セキショウFITと共に、明日の決勝への出場権を獲得した。

決勝レースは明日、12:30より行われる。