ST-Xクラス#99 Y's distraction GTNET GT-R激戦となった4時間のレースを制する
スタート
スーパー耐久2017第3戦「SUZUKA”S耐”サバイバル」が、6月11日(日)鈴鹿サーキット(三重県)にて行われた。レース開始時は、曇りだったものの、序盤には晴れ、ドライコンディションでレースが展開された。今レースは、今季初の全クラス混走での4時間レースとなり、決勝は昨日の予選を勝ち抜いた50台で争われた。マシン性能の差は、ストレートでの車速差:約100km/hで、1周で約30秒の差が出ることから、オーバーテイクの激しいレースとなった。
#99 Y's distraction GTNET GT-R
レース序盤、ST-Xクラスでは#1 スリーボンド 日産自動車大学校GT-Rと#8 ARN Ferrari 488 GT3による2番手争いが激化する。18周目にはその差は0.4秒まで縮まり、順位の入れ替わるかと思われたタイミングで、後方を走行していた#112 CARGUY ROGER DUBUIS HURACAN GT3のタイヤがバーストに伴い外れ、コース上に残ってしまったため、SCが投入された。このタイミングで、各クラスのマシンがピットイン作業を行った。しかし、#1や#777等プラチナドライバーを起用しているチームは、そのまま走行を続けた。SCは15分後解除されたが、解除時は、1位に立ったのは#1で、SC中の戦略も成功し、大きなリードを得て再スタートをきった。
周回70周近くなると、首位争いはが再度激化する。2位を走行していた、#3 ENDRESS・ADVAN・GTRは、トップの#99 Y's distraction GTNET GT-Rとの差を周回数を重ねるごとに詰め、80周目1コーナー過ぎるとサイドバイサイドになり、#3がトップになる。しかし、その後、#99が再度追い抜き、#99、#3の首位争いが続いた。最終的に、戦いを制したのは#99、#3は2位でチェッカーを受け、3位は、#8となった。
#98 Modulo CIVIC TCR ST-Rクラスでも、順位の変動が激しく起こった。ポールスタートの#45 LIQUI MOLY RS3 LMSは、レース序盤、2位スタートの#10 Racingline PEFORMANCE GOLF TCRに捉えられてしまうが、その差を広げられることなく、互角の走りを続ける。しかし、SC解除されると順位は、#45、#98 Modulo CIVIC TCR、#97 Modulo CIVIC TCRに。#10は緊急ピットインをする等ペースを上げられず、後退してしまう。#45はポジションをキープしながら、周回を重ね、後続を大きく引き離していく。しかし、レース終盤、100周でタイヤ交換のためピットインした際に、#98にトップを受け渡し、2位でチェッカーを受けることなった。また、残り8分を残したところで、#19 BRP Audi Mie RS3 LMSが#10をパスし3位に浮上し、見事表彰台を獲得した。
#68埼玉トヨペットGreenBrave マークX
また、ST-3クラスでは、レース終盤残り40分のタイミングで#68埼玉トヨペットGreenBrave マークXと#36 muta Racing TWS IS350の2位争いが展開された。2台は、テールトウノーズでの走行を続け、#36 阪口はタイム差を0.15秒まで縮めた。その後、ホームストレートでサイドバイサイドから1コーナーでインにつき、2位に浮上。しかし、その後再度脇阪が抜き返し、両者引けを取らないバトルを展開する。このバトルは、チェッカーまで続いたが、#36 脇阪は2位をキープし、レースが終了した。