皆さんがレースを見に行くとき、誰を見ますか? どんな写真を撮りますか? 主にレース、ドライバー、車、グリッドガールを見に行き、またメカニックやチームマネージャーの写真を撮ります。しかし、様々な人々が見えない所で働かなければ、レースは成り立ちません。 トラック、タイヤ、レーススーツ、ヘルメット、舞台裏であまり存在を知られることがない人々がいます。私たちは日頃、表に出る機会が少ない働く人々を紹介したいと思います。
今回はドライバーのヘルメットをデザイン・ラッピングする会社、Factory-Mさんです。
レースドライバーにとってヘルメットは宝物です。 頭を守るということはもちろんですが、ドライバーが自ら個人的なデザインを示すことができるユニークな場所であり、スポンサーに広告スペースを与える場所です。
もし新しいスポンサーが一日も早く、ヘルメットに広告を載せたいと言った場合、あなたならどうしますか?今回ご紹介する、Factory-Mさんはステッカーように一部を貼るのでは無く、フルラッピングを得意としています。富士スピードウェイでファンに作品を見せてくれた代表の脇坂さんに話を伺います。
APJ: 脇坂さん、こんにちは! ここであなたの仕事を拝見できて嬉しいです。
一つのヘルメットを完成させるのにどのくらいの期間を要していますか。
脇坂:デザインを含めて、1か月をみてもらっています。
APJ: デザインはどなたが作成していますか。
脇坂:私がデザインをしますが、ご要望によってデザイナーにも依頼できます。
APJ: ヘルメットが日差しに当たることや傷がついたりすることもあると思いますが、どのくらい期間、綺麗に保つことができますか。
脇坂:レース用ヘルメットは1シーズン毎に張り替える為、1シーズン以上のテストは行っておりません。しかし、メンテナンスやデザインにより長期間の使用は十分に可能です。
APJ: ラッピングのデザインはご自身で印刷していますか。
脇坂:はい、印刷もしているので追加印刷にも対応が迅速に出来ます。
APJ: おおよそでヘルメットのラッピング、ヘルメットのデザインのそれぞれ価格を教えてください。
脇坂:ヘルメットのラッピングはデザインによって使用するフィルムが異なる為に価格が変動しますが、6万円からで行っております。しかし、デザイン自体はデザインを持ち込んで頂くとデザイン料をもらわないのはもちろん、私だと2万円程です。
APJ: 有名な顧客はいらっしゃいますか。
脇坂:車のレースでは、宮澤俊也さん、松本武士選手、落合俊之選手、バイクレースでは、伊達悠太選手、國井勇輝選手、石塚健選手などがおります。
APJ:ありがとうございました。
全てはデザインによって多少、異なる場合があるとのこと。興味がある方は、一度、尋ねてみてはいかがでしょうか。
Factory – M Masato Wakisaka
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