鈴鹿サーキットの春の青空のもと2017年のスーパーフォーミュラシーズンが始まった。20分間の予選セッション1(Q1)の残り時間7分で、全てのクルマがクイックラップに集中し始めた。 中島和樹がアンドレ・ロッテラーの鈴鹿のレコードを破った。
中嶋がコースレコードを更新している中、ドライバーの誰もが今シーズン注目のフェリックス・ローゼンクヴィストが、マシンコントロールを失って1コーナーでクラッシュした。 エンジントラブルを抱えていた小林可夢偉は、ピットに戻ってしまい、Q2への進出を断念した。
Q2は、ラップタイム差が1秒未満であり、非常に高度なドライビングスキルの戦いだった。 14台中13台が鈴鹿のレコードタイムを破った。
Q2終了後、昨年のチャンピオンチームのピーエムユー/セルモ インギングが評判通り1位・2位につけた。中嶋一貴と山本尚貴は3位および4位で終了した。ピエール・ガスリーはルーキーでただ一人、Q2を突破した。
Q3ではピエール・ガスリーのアタックが積極的であった。しかし昨年のチャンピオン国本雄資は1'35のラップタイムを記録した。それはガスリーを打ち負かすには充分だった。その後、中嶋一貴は1'35 "907ラップタイムを出し、翌日の決勝でポールポジションを獲得した。中嶋一貴と2位の国本雄資、3位の山本尚貴との差は0.1秒未満で2017年のスーパーフォーミュラがハイレベルな戦いになる事を不思議に思う人はいなかった。