FIA-F4選手権2017 第10戦の決勝が8月6日(日)、静岡県の富士スピードウェイにて行われ、昨日第9戦、ポールポジションながらスタート前にマシントラブルが見つかり、リタイアとなった#5大湯が、ポールトゥ―ウィンを達成。今期2勝目を獲得。
今日のレースは、トラブルを解消した#5大湯を交え、再び僅差の攻防が展開されることが予想された。#5大湯は、昨日レースに出られなかったことからタイヤコンディションが他のドライバーより良く、ポールスタートだったため、圧倒的に有利な条件が揃っていた。但し、その直ぐ後ろからは、昨日のレースで表彰台を獲得している、ポイントリーダー#6 笹原、ディフェンディングチャンピオン#1宮田、昨日の勝者#8角田、更に、その後ろには5位につけた#62平木、4位と今期最高順位を獲得し、調子を上げている#35河野が続く。富士は約1.5kmの長いストレートと、中低速コーナーの連続するテクニカルなセクションもあるが、オーバーテイクが比較的し易いコースであるため、スタートからチェッカーまで、そのレース展開に注目が集まった。
<決勝/天候:晴れ、路面状況:ドライ>
今日のレースは周回数15周で争われ、定刻通り午前8時40分にフォーメーションラップが開始された。スタートからレースをリードしたのは、予想通り#5 大湯。同じくフロントロースタートの#6 笹原とトップ争いを展開。2台は、最終ラップまでコンマ2秒のバトルを展開するも、#5 大湯が逃げ切りオートポリス以来の今期2勝目を獲得した。
その後続では、昨日表彰台を惜しくも逃しつつも、今期最高順位を獲得した#35 河野が良いスタートを切り、4位に浮上した。#1宮田と3番手争いを展開する場面もあったが、レース終盤に#8角田、#62平木、#16篠原との4番手争いを展開の末、5番手を走行していた#8角田にパスされてしまい、昨日より順位を上げることは叶わなかった。
結果、2位#6笹原、3位#1宮田となり表彰台はお馴染みの顔ぶれとなった。見事、ポールトゥ―ウィンを達成した#5 大湯は「昨日の(リタイアの)悔しさを力に変えて落ち着いて挑めた。次戦鈴鹿はホームコースで応援してくれる人も沢山居るので、(次戦に向けて)更に練習をしていきたい」とコメントした。
次戦第11/12戦は3週間後の8月26日(土)、27日(日)、鈴鹿サーキットで開催される。