スーパーフォーミュラ 第4戦の予選が8月19日(土)ツインリンクもてぎで開催された。第4戦で2017年のスーパーフォーミュラも折り返しとなる。今シーズンはレースごとにチャンピオンが替わり混戦模様となっている。今回はシーズン初の2スペックタイヤ制レースとなり、通常使用している「ミディアムタイヤ」よりグリップの高い「ソフトタイヤ」が導入された。決勝レースでは「ミディアムタイヤ」と「ソフトタイヤ」の両方の使用が義務付けられている。2スペックタイヤ制の導入、誰が年間チャンピオンに近づくか?など、興味が尽きない。
20分間のQ1開始直前に路面コンディションはウエットが宣言された。全車ソフトタイヤを装着してコースイン。天候が悪くなる前にタイムを出す作戦となった。遠くで雷が聞こえ始めると、路面はどんどん濡れていく。残り14分となったところでウエットタイヤに交換する為にピットインする車が増え始めた。雨はどんどん強くなりウエットタイヤでもタイムの更新は難しい状態になっていく。最終的に全車レインタイヤで走行したがQ1は時間切れで終了となり、#16 山本尚貴、#2 石浦宏明など有力候補がQ1敗退となった。
7分間のQ2は開始直前にディレイとなり、そのままキャンセルとなってしまい波乱の予選となった。Q1の結果に関しては順位がそのまま確定。Q2、Q3については翌日の8月20日9時20分からの開催となった。
Q1の主な順位
順位 No. ドライバー チーム
1 3 ニック・キャシディ KONDO RACING
2 4 山下健太 KONDO RACING
3 18 小林可夢偉 KCMG
4 64 中嶋 大祐 TCS NAKAJIMA RACING
5 15 ピエール・ガスリー TEAM MUGEN
前日から順延されたQ2、Q3は予定されていた午前中のフリー走行枠で実施された。Q2では#19関口雄飛、#36アンドレ・ロッテラー、#37中嶋一貴等の有力ドライバーがまさかのQ2敗退という結果になってしまった。
Q3へ進出した8名は、誰が獲っても今シーズン初のポールポジションとなる。全車ソフトタイヤを装着してのアタックだったが、Q3を制したのはルーキーの#4 山下健太だった。#18小林可夢偉が2位、#40野尻智紀が3位に続いた。
決勝は同日の午後に開催される。