2017年4月30日 S耐@SUGO Gr-1決勝レポート

4月30日、宮城県のスポーツランド菅生でスーパー耐久レース第2戦Gr-1(ST-X,ST-TCR,ST-1,ST-2,ST-3)決勝が行われた。昨日同様、14時にスタートした3時間の決勝レースは、ドライコンディションで争われた。 
 ST-Xクラスは#1 スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R(内田優大/藤井誠暢/平峰一貴)が、ST-TCRクラスは#97 Modulo CIVIC TCR(伊藤真一/海老澤紳一/中野信治)が優勝。

注目のST-Xクラスは、レース開始直後から、順位が入れ替わり、前戦1位の#1 スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R(内田優大/藤井誠暢/平峰一貴)と、2位の#3 ENDLESS・ADVAN・GT-R (YUKE TANIGUCHI/山内英輝/元嶋佑弥) が1位と2位を争うバトルを展開した。レース中盤、#1、#3と同じく上位をキープしていた、#777 D'station Porsche (星野敏/荒聖治/近藤翼) のマシンが最終コーナーのイン側でストップしSCが投入された。SC解除後は、#1平峰と#3元嶋のバトルがテールトウーノーズの状態で激化するも、順位は変わらず、1位#1、2位#3でチェッカーを受けた。2戦連続で予選ポールポジションを獲得している、#8 ARN Ferrari488 GT3は3位表彰台獲得となった。

ST-TCRのクラス2番手スタートだった、#18 BRP Audi Mie RS3 LMS(奥村浩一/秋吉圭/柴田優作)は、レース序盤 柴田が、#45 LIQUI MOLY RS3 LMS(田ヶ原章蔵/白坂卓也/竹田直人)を捉えトップとなるも、同クラスでも順位の変動は激しいものとなった。レース中盤には、2位を走行していた#45の右フェンダーにばたつきがありにオレンジボール旗が出され、マシンはピットイン。前述のSC解除後の残り1時間のタイミングでは、1位を走行していた#97 Modulo CIVIC TCR(伊藤真一/海老澤紳一/中野信治)に、SC中の黄旗追い越しのドライビングスルーペナルティが与えられた。このまま、レースが終わるかと思われた残り15分のタイミングで、#19が突然ペースダウンし、順位を落としてしまった。結果、1位 #97、2位 #98、3位が#45と、今回もCIVIC勢に軍配が上がる形となった。

ST-3クラスは、1位 113周 #15 岡部自動車Rn-sチームテツヤZ34(長島正明/田中徹/田中哲也)、2位は同じく113周 #62 DENSO Le Beausset RC350(嵯峨宏紀/中山雄一/山下健太)、3位 #34 SKT team motoyama Z34(本山哲/松原怜史/安田裕信) と続く、激戦となった。

ST-2クラスは、#59 DAMD MOTUL ED WRX STI(大澤学/後藤比東至)が,ホワイトラインカットによるペナルティを受けるも、トータル112周と安定の走りをみせ、ポールトウウィンを飾った。2位は、109周#7 サーキットWOLF新菱オートEVOⅩ(吉田綜一郎/石崎敦士/成澤正人)となった。
ST-1クラスの、#31 Nissoku Porsche991GT3 Cup(小川勝人/影山正美/富田竜一郎)は、117周で完走している。