FIA-F4選手権2017 第12戦 決勝 #1 宮田 逆転勝ち!今期3勝目を獲得。

# 1 宮田

FIA-F4選手権2017 第12戦の決勝が8月27日(日)、三重県の鈴鹿サーキットにて行われ4番手スタートの#1宮田が逆転に成功し3勝目をあげた。これにより、ポイントリーダーの#6笹原とのポイント差は13まで縮まった。タイトル争いは笹原、宮田、角田の3人のドライバーに絞られることになる。

スタート直後

<決勝/ 天候:晴れ、路面状況:ドライ>

第12戦決勝は午前8時5分より10周で行われた。

鈴鹿サーキットは、SRS(鈴鹿サーキットレーシングスクール)出身のドライバー(笹原、角田ら)にとって、ホームコースであり、これまでの11戦で9勝を挙げている。昨日同様、第12戦もSRS勢が制するのか注目が集まった。

レースは序盤から、順位変動の激しい展開となった。ポイントリーダー#6笹原は、前日から原因不明のトラブルに悩まされていたものの、スタートに成功し、トップに浮上。レースをリードしてゆく。一方、4番手スタートの#1宮田はアグレッシブな走りで、上位陣を攻勢する。トップ4はコンマ数秒差で接近戦を続け、テール・トゥ・ノーズとなりファイナルラップに突入。そこで動きがあったのは、首位争いだった。順位を2位まで上げていた、#1宮田は1コーナーでトップを走行する#6笹原を大外からパスし首位浮上。宮田は、そのまま後続のホンダ勢の猛追をかわし、見事優勝。久々の笑顔の表彰台となった宮田は「日常生活から優勝にこだわっていきたい」と強い意気込みを語った。

#1宮田と#6笹原

2日間の鈴鹿戦を終えて、ポイントランキングに変更はなく、タイトル争いは、#6笹原、#1宮田、#8角田の3人に絞られることとなった。

次戦は2カ月半のインターバルを経て、11月11日(土)、12日(日)にツインリンクもてぎにて開催される。コンディションも大きく変わった中での最終戦となる。タイトル争いのかかる3人だけでなく、全員のドライバーが各々の“最終の美”を飾ることを期待したい。